中国・青海・西寧市興海路小学校校長の
日本・名古屋市との交流活動に関する感想
興海路小学校 校長 郭峰玲
今年3月11日私は生徒3名を連れて日本の名古屋市を訪問し、沙漠緑化ナゴヤの皆様と友好交流を行い、名古屋見学もできてとても光栄でした。今回の訪問が円満に終了し、いい成果を得ました。私にたくさんの感想が残りました。私の見た名古屋は以下のような印象でした。
第一は、沙漠緑化ナゴヤの皆様は私達を熱烈に歓迎し、親切に持てなしていただきました。本場の日本料理、刺身、清酒等、食べ物には慣れないですが、皆様の行き届いたお世話、温かい心配りに感動しました。交流活動の中、私達は通訳を通すほか、手振り身振り、筆談も加えコミュニケーションがさほど難しくありませんでした。徐々に皆さんと親しくなって、私と子供達の異国への不安が解消されました。
第二は、名古屋市民の環境保護意識が強く、環境保護が自発的な行動であることです。「故郷を支持し、故郷を建設する」という自ら行う精神を私達は反省し見習うべきです。子供を甘やかすではなく、小さい頃から独立、勇敢、協力精神を育て、厳しく訓練しなければなりません。
第三は、名古屋の町はきれいで清潔です。高いビル、道路の両側に日本の伝統的な店がたくさんあってとても風情があります。名古屋は小さいわりに現代化が進んでいて、中唐の詩人劉禹錫の作品「陋室銘」に詠まれているようです。つまり「山の大切なことは高いことにあるのではなく、仙人が住んでいれば有名になる。水の大切なことは深いことにあるのではなく、龍が住んでいると神秘的なすぐれたところとされる。」と。ただし、不思議なことに町には歩いている人が少ないことです。大多数は女性です。男性は仕事に行ったのでしょうか。ラッシュの時でも町に車はそんなに多くはありません。西寧もこんなに交通状況がよければうれしいですね。
今回の訪問はわが校の対外交流にたくさんの示唆を与えてくれました。
1、わが校の対外交流はもっと広い領域で行い、チャンスを掴んで自分を宣伝しPRするべきです。たくさんの友達を作り、対外交流に力を入れて規模を拡大すべきです。
2、わが校の対外交流の切り口を日本にすることが考えられます。過去の交流の基礎もあるし、対手が私達と提携する願望もあります。双方が言語、文化等で似ていて、共通点が多く、コミュニケーションのハードルが低いと思います。
3、海外の学校との交流は小さいことから始め、交流と提携を一緒に発展させることです。友好提携をもとに、自然にもっと高いレベルの連携を図ります。成功すれば、わが校がもっと広い対外交流の可能性が広がります。
近年来、興海路小学校は非常に環境保護教育を重視し、子供達に地球沙漠化防止教育を行った結果、生徒に「地球は私達の共同の家」という理念が育っています。この成果は私達が子供を育てる目標が間違っていなかったということを表しています。沙漠緑化ナゴヤのたくさんのいい経験を青海に持ち帰り、見習って活用していきます。
交流活動を通じて、沙漠緑化ナゴヤの皆様とわが校が快く共同植林活動を実施しました。我々は日本の名古屋の民間組織が持つ沙漠防止、環境緑化、地球救済活動と理念を深く理解できました。同時にさらに両国の友好活動を促進することができました。交流を通して教育の成功も共有できました。私達の交流活動を通して教育がグローバル化すべきことが証明され、交流活動を通して私達の友誼も更に深くなりました。
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